身近な自然エネルギーを直接使います

自然でからだに優しい快適さ

「自然エネルギーを使う」というと、太陽や風で発電してエアコンを使うようなことを思い浮かべませんか?エクセルギーハウスシステムでは、自然のエネルギーを電気に変えることなくそのまま冷暖房に使うことで、木陰の涼しさや日だまりの暖かさのような自然な快適さを最大まで引き出します。

この発想で住まいを作っていくとエアコンがいらないので、蒸し暑い夏に、窓を開けてそよ風をいれても快適なので自然でからだに優しい快適さを実現できてしまいます。

さらに、電気やガスを使わずに、冷暖房や給湯をするので、 商業エネルギーへの依存を減らします。

夏でも冬でも快適です

今までの環境住宅は、寒いヨーロッパのものをお手本にしたものが主流でした。 けれどもそのような住まいでは、四季で気候の大きく違う日本では、とりわけ夏の蒸し暑さに対応できず、結局日中は窓をしめてエアコンをつけてしまうことがあります。 エクセルギーハウスシステムは、東アジアの特有の「夏の蒸し暑さ」にも対応して快適に暮せる環境住宅です。
秘密は、水の使いかた。
水の不思議なちからを、風や太陽のちからと組み合わせることで、冷房も暖房もしてしまいます。

【夏】屋根裏の雨水に風を送り、気化熱を発生させ部屋を冷やします。
【冬】貯水タンクに貯めた雨水を太陽熱で温めて、部屋を温めます。

さらに、自然のちからを利用した快適さは、からだに負担をかけません。

床・壁・天井から快適を引き出します

快適だとされている温度の指標は、通常室温だと思われているのですが、実際は 天井や床を含む周壁の温度の方が大事なのです。 私たちが「暑い」「寒い」と判断できるのは、床・壁・天井面から来る見えないビームを肌で感知するから。エクセルギーハウスシステムはこの原理に着目して、床・壁・天井から私たちが「快適だな」と思えるようなビームが来るように建物の構造を工夫しています。

こうして家の外から来る熱や冷気を上手くコントロールして周壁の温度を調節していくと、夏でも冬でも気持ちよく過ごせる住まいになります。

土地の特性を読み込んで、快適さをデザインします

床・壁・天井の快適さを引き出すためには、家の外の環境をよく考えます。
雨デモ風デモハウスは、高低差の激しい国分寺崖線の段丘上にあります。南向きに傾斜した地形では、崖下の野川から風が吹いてくるのですが、隣接する滄浪泉園の林の上を吹き越していってしまうので、無風状態と真夏の強い照り返しが予想されました。
そのため、グリーンカーテンや西日を遮る植樹等で夏の熱を避けつつ、建物に風を呼び込む建築的工夫をしています。

雨デモ風デモハウスでは、建物と外部の環境を一体としてデザインします。 そうでないと、自然の力をじゅうぶんに引き出せず、建築上の工夫も上手く活かされないのです。

夏でも冬でも自然の力を活かして快適な、アジア型環境配慮住宅なのです!

雨デモ風デモハウスガイドツアー